
みんさん、こんにちは。
ミュージシャンとフリーランス・マーケターエンジニアをやっています
KUNI KUNO SAKUです。
Youtubeに、city pop系の曲をjazz風にアレンジしたカバー動画投稿しているのですが、最近コメント欄で「どうすれば、そのようなプレイスタイルの演奏ができるようになるのか」と問い合わせが増えてきたので、
私がこのプレイスタイルに至ったロードマップを記事にしました。
この記事はこんな人におススメ
- おしゃれな弾き語りをやってみたい(超初心者でも可)
- KUNI KUNO SAKU的プレイをしてみたい
おしゃれな弾き語りとは
イメージをつかんで貰うために、私の動画と私のおススメの弾き語りすとの動画を張っておきます。
KUNI kUNO SAKU
じみー君
CafeやBar、雑貨屋さん・服屋さん などで流れている曲を聴いたとき、
「おしゃれだな~」と感じることはありませんか?
おそらく、それらの曲のジャンルのほとんどが
- Jazz
- ボサノバ
- soul/R&B/neosoul
こういったものになります。
私の弾き語りは、city popや歌謡曲などをこれらのジャンルにアレンジすることで、
いわゆる、「おしゃれな弾き語り」を演出しているのです。
これらのジャンルの曲がなぜ「おしゃれ」に聞こえるのかを
掘り下げていきます。
補足:
音楽に対して、「おしゃれ」という表現を使うとプロミュージシャン界隈から滅茶苦茶バッシングを受けることがあるのですが、ここでは誰でも曲のイメージを掴めるように「おしゃれ」という表現を使用しています!
なぜ、おしゃれに聞こえるのか?
なぜ、このようなジャンルの曲がおしゃれに聞こえるのでしょうか。
- Jazz
- ボサノバ
- soul/R&B/neosoul
その最大の理由は、「コード」にあります。
基本的に 、このようなジャンルの曲は4和音やテンションコードで作られています。
このことが「おしゃれ」に聞こえる最大の理由といえるでしょう。
4和音・テンションコードについては、これらの記事・動画を見てみてください!
つまり、私のオシャレな弾き語りのアレンジというはつまるところ、原曲のコードを4和音に置き換えて演奏している (リハーモナイズする) 、ということになります。
もちろんそれに加えて、テンションコード・複雑なリハーモナイズ・間奏部分でのソロワーク・特殊奏法などを使用することで、私の演奏スタイルは構築されている訳ですが、
基本的にはこの 原曲のコードを4和音に置き換えて(リハーモナイズする)演奏 するという考え方が軸になります。
おしゃれな弾き語りができるようになるためのロードマップ
それでは、おしゃれな弾き語りができるようになるためのロードマップを私の経験を交えながら解説していきますが、ギターを今日購入した! そんな超初心者の方でも、たどり着けるように、基礎の基礎から書いていきます。
ちなみに私は、超初心者の方の挫折率を下げるために「エレキギターで」もしくは「アコギの弦をエレキギターの弦に張替えて」練習を始めることをおススメしています。
理由についてはこの記事を参考にしてみてください。
それでは、解説していきましょう。
ロードマップはざっくりこんな感じ、経験者の方は自分に足りないステップから始めてみてください。
おしゃれな弾き語りができるようになるまでのロードマップ
- 3和音のコードを覚える。
- パワーコードを覚える。
- 4和音のコードを覚える。(おしゃれな弾き語りできる)
- テンションコード
- 特殊奏法(ウォーキングベース奏法・スラップ奏法)
- リハーモナイズ
- ソロワーク(間奏部分)
3和音のコードを覚える。
超初心者の方はまず3和音の簡単なコードを覚えて、自分が好きな曲を演奏してみましょう。
以下のようなメジャー・マイナーコードを一通り覚えておけば、簡単な曲は大体演奏することができます。
C D E F G A B
Cm Dm Em Fm Gm Am Bm
C7 D7 E7 F7 G7 A7 B7
→こちらは3和音ではありませんが、今覚えておくと楽!
コードの押さえ方は、このご時世ネットを見れば大抵書いてあるのですが、
最初はギター初心者用の教則本を使用して、コードを学ぶのがおススメです。
おそらく教則本には1つのコードに対して複数の押さえ方が記載されていると思いますが、とりあえずは1つのコードに1種類の押さえ方だけ覚えておけばよいです。(あとは必要に応じて調べていけば良いので)
パワーコードを覚える
次にパワーコードを覚えましょう。
パワーコードとは、ずばりロックで使われるコードという風にとらえましょう。
パワーコードと名前がついていますが、
単純に3和音を5弦・6弦ルートで押さえた、コードのことを指します。
パワーコードの押さえ方を覚えておくと、次に触れる5・6弦ルートの4和音のコードを覚えることが非常に楽になります。
4和音のコードを覚える
次に5・6弦ルートの4和音のコードを覚えましょう。
これを覚えることができれば、おしゃれな弾き語りができるようになります。
5・6弦ルートの4和音のコードに関しては、先ほどのブログとこちらの動画で紹介しているので
是非これらをを参考にしてみてください。
4和音のコードについて
テンションコードについて
一通り、動画を見て、資料をみながら、次のようなJazzスタンダードのバッキングに挑戦してみましょう。
Jazzはテンションコード・4和音で構成されていることがほとんどなので、以下のような課題曲で練習しながらコードを覚えると非常に効果的にコードを覚えることができます。
- All of me
- Autum leaves(枯葉)
原曲・コード進行についてはYoutubeで調べると沢山出てくるのですが、
個人的にはこちらの動画がおススメです。
All of me
https://www.youtube.com/watch?v=R5v8Q1b9ziY
Autum leaves(枯葉)
テンションコードを覚える
次にテンションコードを覚えましょう。
こちらも資料・動画を一通り見終えたら、同じように先ほどの課題曲を弾いてみましょう。
間違えてもいいので、コード譜にテンションが無くても、4和音のコードにテンションをつけて演奏してみましょう。とりあえず実践あるのみです。
- All of me
- Autum leaves(枯葉)
Jazzスタンダードを通して、ある程度4和音・テンションコードまでを覚えることができたなら、自分な好きな曲を片っ端から4和音・テンションコードに置き換えて、アレンジして演奏してみましょう。
特殊奏法(ウォーキングベース奏法・スラップ奏法)
ここからは、ギタープレイに拘りたい、弾き語りすと向けの内容になります。
ここまでで4和音・テンションコードを一通り覚え、色んな曲を「おしゃれ」にアレンジできるようになりました。しかし、単純なストロークに物足りなさを感じる・・・・・
そんなプレイヤーは、ウォーキングベース奏法やスラップ奏法を取り入れてみましょう。
これらを取り入れると、バンドで演奏しているような重みのあるバッキング演奏が可能になります。
言葉で言っても伝わらないと思うので、それらの奏法を取り入れた弾き語りプレイの動画を張っておきます。
ウォーキングベース奏法
スラップ奏法については、大石昌良さんが解説されている動画があるので、参考にしてみてください。
スラップ奏法
リハーモナイズ
次にリハーモナイズに挑戦してみましょう。
リハーモナイズとは、既にあるコード進行を一定のルールの中で変えることで曲全体の雰囲気を変えて演奏する技術です。
3和音を4和音に変えて演奏することも、一種のリハーモナイズと言えますが、
それ以外にも様々なアイデアあります。
まずは、リハーモナイズでイメージしやす例を挙げるとするならば、
今話題沸騰の 藤井風さんの演奏動画でしょう!
彼もよくリハーモナイズしたカバー曲の動画を投稿されています。
リハーモナイズの知識や実践方法は、非常に奥深いので、あまりここでは紹介しませんが、
リハーモナイズのアイデアの例を一つだけご紹介しておくと
裏コードを使ったリハーモナイズというものがあります。
Dm7 → G7 → Cmaj7
というコード進行があったときに
Dm7 → D♭7 → Cmaj7
※D♭7は G7の裏コードにあたる。
とコード進行を変えて演奏することで、よりJazzyな響きになります。
ソロワーク(間奏部分)
弾き語りスト達と話していると、よく上がる悩みの種が
間奏部分で何を弾けばよいのか分からなくて困る!
というもの.......
もちろんコードをかき鳴らすだけでも問題ありませんが、
どうせなら間奏部分でも「かっこいいギターソロ」を取り入れて
観客を沸かせたいところです。
私は弾き語りでのソロワークには大きく分けて2種類あると思っています。
- ボディーパーカッション的ソロ(アコギ使用)
- 単音弾きのソロ
1.ボディーパーカッション的ソロ(アコギ使用)
こちらに関しては大石昌良さんプレイが当てはまります。
※スラップ奏法やスラム奏法などのテクニックが必要になってきます。
2.単音弾きのソロ
弾き語りで単音弾きのソロを弾き場合、
最も注意しなければならないことは、「コード感」を出すことです。
コード感を意識したギターソロプレイの例↓
ギター以外の伴奏がない状況で、コード感がないギターソロを弾いてしまうと
演奏が空中分解してしまい、聞き手に違和感を感じさせてしまいます。
そのようなことにならないよう、コード感を保ったソロを弾くためには
以下のような知識と経験が必要になってきます。
- コードトーン(コードの構成音)
- スケールを覚える
- とにかく色んなソロフレーズを覚える
とにかくソロワークは短期間で身に付く技術ではないので、
色んな曲のソロをコピーしまくってストックを増やしていきましょう!
弾き語りオンラインレッスンやってます!
以上、おしゃれな 弾き語りができるようになるまでの練習ロードマップ
いかがでしたでしょうか。このロードマップに沿って行けば、あなたも「おしゃれな弾き語り」
ができるようになるはずです!
とはいえ、これらのことを全て独学で習得するのはかなり難易度が高いですし、モチベーションを保つのも難しい・・・・
そんな方のために弾き語りオンラインレッスンを開講しておりますので、 ご興味あるかたは是非、下記より体験レッスンをお申し込みください!